本書は基礎理論と実践について、保育者を志す学生が、保育内容の領域「健康」を学習する際のテキストとして企画編集された。「幼稚園教育要領」では、「(1)明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう」「(2)自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする」「(3)健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付ける」と、大きな3つのねらいが掲げられている。これは表現の違いはあるにせよ、「保育所保育指針」にも共通する。1ではそれらを踏まえ、領域「健康」について詳細に解説する。

【第1章】　幼児の健康
　　第1節　健康の意義と幼児の健康
　　第2節　領域とは
　　第3節　領域「健康」の内容の取り扱い

【第2章】　幼児の心身の発達
　　第1節　身体の発達
　　第2節　精神の発達

【第3章】　領域「健康」の指導
　　第1節　領域「健康」のねらい
　　第2節　領域「健康」の内容

【第4章】　領域「健康」と保育の計画
　　第1節　保育と環境
　　第2節　指導計画の意義
　　第3節　指導計画の内容
　　第4節　保育評価

【第5章】　基本的生活習慣の指導
　　第1節　基本的生活習慣の概要
　　第2節　基本的生活習慣の形成

【第6章】　幼児の運動遊び・理論編
　　第1節　幼児の運動遊び
　　第2節　運動遊びの指導

【第7章】　幼児の運動遊び・実践編
　　第1節　遊具を用いた運動遊び
　　第2節　遊具を用いない運動遊び

【第8章】　幼児の安全
　　第1節　安全の基礎理論
　　第2節　園児事故
　　第3節　安全教育
　　第4節　安全管理

【第9章】　園の健康管理
　　第1節　健康管理
　　第2節　子どもに多い病気
　　第3節　救急処置

【第10章】　健康の評価
　　第1節　保育評価
　　第2節　健康の評価

関連資料
「幼稚園教育要領」（全文）
「保育所保育指針」（抜粋）