身近な環境とのかかわりに関する、領域「環境」においては、近年単なるかかわり合いから好奇心や探究心といった知的側面にも観点が拡大された。本書は、包括的な「環境」について、環境問題と保育について、また実際の領域「環境」保育について、理論だけにはとどまらず、実践に適用できるような内容をまとめた一冊である。

【第1章】　環境とは何か
　　第1節　保育の基本と環境との関わり
　　第2節　環境設定能力
　　第3節　環境の応答性
　　第4節　領域環境のねらいと内容

【第2章】　自然環境を考える
　　第1節　季節の発見
　　第2節　感覚教育
　　第3節　考える・試す・つくる・育てる
　　第4節　スウェーデンのムッレ教室

【第3章】　社会環境を考える
　　第1節　身近な出来事に目を向ける
　　第2節　身近な環境を考える
　　第3節　園生活の場を考える
　　第4節　地域に親しみを持つ
　　第5節　園行事を考える

【第4章】　環境問題と保育
　　第1節　環境問題を保育者がどう認識するか
　　第2節　環境教育の理念
　　第3節　環境教育に対する意識
　　第4節　環境問題へ取り組む視点

【第5章】　保育の実際
　　第1節　園外保育
　　第2節　保育室つくり
　　第3節　飼育栽培の意義

【第6章】　環境と向き合う実践例
　　第1節　栽培活動
　　第2節　生活体験
　　第3節　自然体験

関連資料
「幼稚園教育要領」（全文）
「保育所保育指針」（抜粋）