[著者] 関嘉彦[編・解説] 加藤秀治郎
価格(税別): ¥ 1,700
本書は、欧米の政治思想を背景に戦後日本の国際政治論について重要な問題を提起してきた関嘉彦・東京都立大学名誉教授の論稿を集めたものである。関氏は戦前の代表的な自由主義者・河合栄治郎の門下生であり、民主社会主義の思想研究で卓越した業績を残している社会思想家である。その一方で、日本の安全保障政策についても強い関心を払ってきた。「知識人はなぜ過ちを犯したのか」を含む、国際政治に関する関氏の代表作を収録。
序 編者解説 ―関嘉彦と戦後日本の国際政治論第1章 知識人はなぜ過ちを犯したのか第2章 中立主義者の国際政治観第3章 「戦後民主主義」を再検討する第4章 「保障」の思想を問い直す第5章 憲法第九条をめぐる論争に決着をつけよ第6章 アジア・太平洋戦争史観第7章 社会民主主義と国際民主主義