子どもの問題はいつの時代も存在する。児童虐待、いじめ、非行、家庭内暴力、校内暴力など、家庭、学校という場において子ども同士あるいは子ども対大人が被害者・加害者の関係となって子どもをさらに追いこんでいるのが現実である。本書は様々な観点からこれらの問題にアプローチし、その解決策を探る、保育者養成のための貴重な一書である。

第1章　児童福祉の意義と理念
第2章　児童福祉の法制度
第3章　児童福祉の機関と施設
第4章　現代社会における児童の育成環境
第5章　少子化問題と子育て支援
第6章　保育
第7章　児童の養護問題と福祉
第8章　児童虐待とその対策
第9章　心身に障害のある児童と福祉
第10章　児童の健康と母子保健
第11章　ひとり親家庭と福祉
第12章　児童福祉の専門職と援助技術
第13章　児童と家庭への相談援助
第14章　児童福祉の歴史的展開
第15章　世界の児童福祉