これからの保育士・幼稚園教諭には、従来の保育・教育に加えて、保護者対応の知識と技能の学習とともに、地域との連携を含めた幅広い家庭支援のあり方や支援体制についての学習が求められる。本書は、平成23年より実施されている指定保育士養成施設の新カリキュラム「家庭支援論」に基づき、具体的な家庭支援の方法を平易に解説している。

第１章　子どもが育つ場としての家庭・家族
第２章　現代家族の子育てと家庭支援の必要性　
第３章　現代家族の人間関係と子育て　　　　　
第４章　地域社会の変容と家庭支援の必要性　
第５章　男女が共同で働き子育てできる社会　　　　　　
第６章　保育の場における家庭支援　　　　　
第７章　家庭との緊密な連携・パートナーシップ　
第８章　保育所・幼稚園における支援方法の実際　　
第９章　子育て支援制度（サービス）の概要　
第10章　子育て支援における関係機関や人との連携
第11章　在宅子育て家庭への支援
第12章　子育ての負担・不安を抱えた保護者への支援
第13章　発達が気になる子どもと保護者への支援
第14章　ネグレクト・不適切な養育家庭への支援
第15章　子育て支援サービスの課題