生徒指導は教育課程と連動して実施されており、進路指導はキャリア教育という名称で進められ、小学校から高等学校までの学校段階で全国共通に実施されている。教師には、この両面から児童・生徒が人格の完成に近づけるように指導していく役割がある。
本書では、これまでの暴力行為、いじめ、不登校…、そして近年の、携帯電話やインターネットをめぐる問題なども含め、多角的に問題提起している。教員に必要な資質・能力の向上を図るための一書。

序章　生徒指導の意義
第1章　子どもの発達と生徒指導
第2章　学校運営と生徒指導
第3章　教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動における生徒指導
第4章　学級担任・ホームルーム担任による生徒指導
第5章　児童期・青年期の心理と児童生徒理解
第6章　生徒指導の資料と生徒指導体制
第7章　生徒指導の年間指導計画と指導要録
第8章　問題行動の早期発見と効果的な指導
第9章　暴力行為、いじめ、不登校などと生徒指導
第10章　校則、懲戒、体罰と生徒指導
第11章　小学校のキャリア教育〜進路指導
第12章　中学校のキャリア教育〜進路指導
第13章　高等学校のキャリア教育〜進路指導
終章　生徒指導・進路指導の総括