学校や教育行政についての議論は、近年、大きく変化している。
本書は、「学校の自主性・自律性の確立」が要請される近年の諸動向を踏まえながら、学校経営に関する基礎知識に重点を置いた。
「教職に関する科目」の一つである「教育の基礎理論に関する科目」の必要事項「教育に関する社会的、制度的又は経営的事項」を扱う授業（教育の経営・制度）に対応している。

序章　現代の教職と学校
第1章　戦後における学校教育の整備と発展〜戦後から1970年代
第2章　現代社会における学校教育の課題状況〜1980年代以降
第3章　学校教育を支える法制度
第4章　現代公教育制度の構成原理
第5章　学校教育制度の体系
第6章　中央における教育行政の組織と運営
第7章　地方における教育行政の組織と運営
第8章　教育課程行政とカリキュラム開発
第9章　学校の組織と経営
第10章　学校経営の理論的展開
第11章　学校における指導組織と学級経営
第12章　学校経営の現代的課題と学校組織の特徴
第13章　地域コミュニティの中の学校経営
終章　教員の専門性と学校の自律性