教育学のわかりやすい入門書。学生、大学院生を中心に、一般まで教育学の面白さを味わえる。関係論文等も著者が咀嚼・消化、自らの言葉で表現し分かりやすさと柔らかさを志向した。公教育、子どもの発達、学力問題、学校制度、道徳性など教育学に不可欠な課題を取り上げた。「教育学は理論として自己完結する努力を続けるとともに、もっと市民化、大衆化される必要があります。本書をもとに生活拠点や各方面での活発な教育論議や対話の高まりを期待しています」(まえがきより)。本著は1984年創刊の千葉県教育文化センター編集・発行の季刊『ちば・教育と文化』誌(現在は年2回刊)の1991年および2007〜2015年の連載に、大幅加筆修正を加えたものである。