一藝社

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書籍案内-詳細

ジャンル:教育
 

『環境』
コンパクト版保育内容シリーズ3

[監修]谷田貝公昭
[編者]大沢裕・野末晃秀

価格(税別): ¥ 2,000


概要

平成29年3月に幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領が改訂・改定された。
幼稚園教育要領に関しては、昭和31年の公布以降、平成元年の改訂で、はじめて「環境」という領域が設定された。その後、平成10年・20年の改訂を経て、今回の改訂に到る。
自然破壊、二酸化炭素排出になど環境問題の顕在化、情報化社会、異文化が交差する国際化社会の到来、また少子化・核家族化の深刻化など、現在私たちの生活する環境は、以前にもまして複雑なものとなっている。
本書には、現代の子どもたちの複雑な環境に相応しいように保育するためには、環境に関して、より良い保育はどうあるべきかを自分自身の頭脳を駆使して思考し、模索していく姿勢ヒントを随所に織り込んでいる。

目次

第1章 保育内容「環境」の意義
第1節 人間にとって「環境」とは
第2節 領域「環境」の特徴
第3節 領域「環境」の保育

第2章 領域「環境」の概要
第1節 幼稚園教育要領及び保育所保育指針の改訂(定)
1 幼稚園教育要領の改訂の経緯とポイント
2 保育所保育指針の改定の経緯とポイント
3 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」と環境との関連
第2節 環境の内容と内容の取扱い
1 保育内容と領域
2 「環境」のねらい及び内容
3 内容と内容の取り扱い

第3章 「環境」をより良く理解するために― 各学問の知見から
第1節 自然環境について
1 自然と文化文明
2 自然と人間 
第2節 人的環境について
子どもの成長発達と人的環境 
第3節 非認知能力を育む環境
1 非認知能力について
2 非認知能力を育て伸ばす環境

第4章 子どもの発達と環境
第1節 子どもの発達の特徴 
 環境の大切さと発達の順序性
第2節 乳児期の発達と環境との関わり
  乳児期の特徴
第3節 1歳以上3歳未満児の発達と環境
 1 1歳児の特徴
 2 2歳児の特徴
第4節 3歳以上児の発達と環境
 1 3歳児の特徴
 2 4歳児の特徴
 3 5歳児の特徴

第5章 子どもと環境との関わり
第1節 「子ども」の視点から考える保育の環境
第2節 生活の主体者としての子どもと環境
 1 子どもの生活と3つの間
 2 遊びの連続性と環境
第3節 子どもの学びを深める保育環境
 1 子どもの環境と学び―物的環境・人的環境
 2 子どもと創り上げていく保育の環境

第6章 自然に親しむ−生命の尊さ
第1節 自然とは
 1 自然について考える
 2 自然に親しむ効果
 3 乳幼児期における自然の役割
 4 保育所や幼稚園、認定こども園においての自然の考え方
 5 ビオトープのすすめ
 6 外来種について
第2節 命の尊さについて
 1 園における飼育活動
 2 園における栽培活動
第3節 生命とは

第7章 数量や文字などへの興味
第1節 乳幼児にとっての数量・図形・標識や文字
第2節 保育実践における数量認識の指導
第3節 保育実践における文字認識の指導
第4節 数量や文字認識を促す教材について
第5節 教育要領、保育指針等における数や文字などの位置づけ

第8章 生活と関係する行事・文化
第1節 生活と関係する行事
  園に関わる行事について
第2節 生活と関係する文化
 1 園に関わる文化について

第9章 子どもを取り巻く情報機器
第1節 子どもをとりまく情報機器にはどのようなものがあるのか
第2節 現代の子どもが直面している環境
 1 通信速度の向上
 2 双方向で通信環境
 3 すべての人が発信元となる可能性
第3節 保育者として、どのような点を留意して情報機器と向き合うべきか
第4節 保育方法として、どのように情報機器を活用するべきか
 1 子どもへの情報機器の導入
 2 ソフトウエアの有効利用
第5章 今後の情報機器の発展と対応について

第10章 指導計画と評価―「環境」の視点から
第1節 幼児期の教育と指導計画
 1 環境を通して行う教育
 2 指導計画はなぜ必要か
第2節 全体的な計画と指導計画
 1 全体的な計画(保育・幼児教育の課程)
 2 長期の指導計画と短期の指導計画
第3節 計画―実践−評価の実際
 1 計画
 2 実践
 3 評価
 4 保育の質向上のためのPDCAサイクル

第11章 0〜2歳児の保育と環境
第1節 道具
 1 日常生活と道具
 2 遊びと道具
第2節 遊具
 1 遊具
 2 園庭の遊具
第3節 自然環境
 1 自然と遊び
 2 五感を養うこと
第4節 地域との接点
 1 子育て支援と地域社会
 2 「まち保育」という概念

第12章 3〜6歳児の保育と環境
第1節 3〜6歳児の発育と興味・関心
 1 言葉の発達
 2 遊びへの興味・関心と発展 
第2節 体験学習の循環過程から見る保育実践
 1 体験学習とは 
 2 体験学習的環境保育(田んぼのカエル)
第3節 探究心をもつための保育方法
 1 概念形成
 2 具体的な保育方法(葉っぱの概念)

第13章 小学校との連携
第1節 連携の必要性
 1 連携と接続
 2 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿から見た連携・接続
第2節 接続期のカリキュラム
 1 小学校のスタートカリキュラム
 2 生活科を通した幼児教育との連携・接続
 3 円滑に連携・接続をするためには

第14章 特別な支援を必要とする子どもと領域「環境」
第1節 多様化の社会の中で
第2節 保育における「特別な支援を要する子ども」とは
第3節 特別な支援が必要な子どもと「環境」
 1 障害がある子どもとは
 2 障害がある子どもへの日常生活における具体的な配慮
 3 行事など特別な環境における配慮

第15章 現代社会に内包する環境問題
第1節 環境問題
第2節 複雑化する人間関係
第3節 IT−情報化社会
第4節 未来に向かう保育
 1 日本人の自然の捉え方
 2 自然法則を育自し予想する力を持つ
 3 保育内容に自然体験を活用

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-86359-152-3
  • 発売日: 2018年3月2日
  • サイズ: A5判/並製
  • ページ数: 148頁

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