2017年告示の「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の3つの法令に対応し、法令間の整合性を考慮した内容。
第1章と第2章では、子どもの発達に影響を及ぼす遺伝や環境の要因、および子どもの発達についての理論や原理など、発達の背景となる要因について概説し、子どもの一生涯の発達、特に乳幼児期の発達について基本的な考え方を説明。
第3章から第7章までで、子どもの発達過程の大まかな姿を把握するため、各年齢段階の運動の発達、認知・知覚の発達、自己意識の発達、言語の発達、情緒の発達について概説。
第8章から第11章では、2017年告示の各要領・指針が強調する、社会的な環境の中での発達、そのための環境の整備と子どもたちの集団に関わる保育者の専門性に対応。子どもたちの発達に関わる社会的な要因としての愛着関係、仲間関係、子ども集団などを取り上げ、その中での道徳性や社会性の発達について概説。
第12章と第13章は、児童期以降、成人期・老年期の発達を取り上げ、生涯発達との関連から幼児期の発達について概説。
第14章、第15章では幼児期の発達について、さらに深くかつ広く理解できるように、保育実践と評価、保育における家庭・地域の連携、支援について概説。