近年の動向を反映させた改訂版。
保育士は、子どもに保育サービスを提供するとともに、子育て家庭をも含めて子どもを支援する役割を担う。その役割や専門技術を学ぶための科目の一つが、平成23年(2011年)度からスタートした新たな保育士養成課程によって誕生した「保育相談支援」である。
本書は、子育て家庭を含めて子どもを支援する役割を担う保育士が身につけるべき内容について、厚生労働省の保育士養成課程に準拠し、多様な側面から記述した。
保育職志望者はもとより、すでに保育現場にあって日々、保護者への支援に苦慮されている保育士も、本書を通じ改めて「保育相談支援」の基本を学ぶことで保護者支援への理解が深まるであろう。