本書はアジア教育情報シリーズ第2巻として、東南アジア（インドネシア・タイ・マレーシア・シンガポール・ベトナム・フィリピン・カンボジア・ラオス・ミャンマー）の9か国の教育情報をまとめたものである。
こうした日本と近しい関係にある国々の内容の各章構成は、�@初等・中等教育段階での、�@外国語教育、�A道徳教育、�B大学ないし高大接続、�C日本語教育、の4つの柱からなっている。

1⃣インドネシア：高まる教育熱とグローバル世界を生きる人格形成の中核としての「信仰」
2⃣タイ：伝統と革新の調和を目指す王国
3⃣マレーシア：学力向上策と新しい初等・中等教育カリキュラム
4⃣シンガポール：成績評価から、人間性評価へと舵を切る教育改革
5⃣ベトナム：市場化と国際化を進める社会主義国の教育事情
6⃣フィリピン：2010年代の教育改革の成果を待つ
7⃣カンボジア：SGDs時代における新しい教育的取り組み
8⃣ラオス：グローバル化がもたらす地域間格差の広がり
9⃣ミャンマー：未来に向けた改革の教訓