本書は、大枠は教育関係者を読者対象に書いたものであるが、なかでも学校現場（高校）の先生、将来教員を目指す学生及びPBL（課題解決型学習）の基礎を学んでいる学生等に向けて執筆したものである。さらに、巻末にQ＆Aを付して、総合的な探求・学習の時間を実際に行うときに、課題や疑問となるテーマなどについて、簡潔なヒントになる考え方をも示してある。

０章　読む力
　�T　読むことの重要性
　�U　教育改革の必要性を答申から考える
１章　汎用的な能力
　�T　ジェネリック・スキル
　�U　資質・能力
２章　教育目標
　�T　カリキュラム・マネジメント
　�U　スクール・ポリシー
　�V　各学校の教育目標と教育課程の編成
　�W　教育目標を実際に設定する（例）
３章　探究（問題解決型学習、課題解決型学習、PBL）
　�T　探究とは
　�U　問題解決型学習（PBL)
　�V　探究・調べ学習・研究
　�W　総合的な探究の時間と総合的な学習の時間の対比
　�X　小中学校との接続
　�Y　探究をより洗練された質の高いものにする
　�Z　オーセンティックな学び（真正の学習）を教科横断の視点で実践
４章　問を見いだし、課題を設定する
　�T　問題と課題の違いを整理する
　�U　課題設定では学習者が自分で課題発見する
５章　情報収集
　�T　整理と分析について
　�U　情報源について
　�V　情報収集の方法とその整理・保存
　�W　学習指導要領における情報収集
　�X　情報収集の主な方法
６章　整理・分析
　�T　整理・分析について
　�U　整理・分析を行う時の留意事項
　�V　「考えるための技法」の活用
　�W　「考えるための技法」で整理・分析するときのフレームワーク（例）
７章　まとめ・表現
　�T　まとめ・表現について
　�U　まとめ・表現の実践例
　�V　プレゼンテーション
探究Q&A