広く知られた古典、20世紀の画期的な業績、さらに21世紀に刊行された新たな名著まで、81篇を選りすぐり、わかりやすく紹介。執筆には、永年の研鑽を重ねた碩学、第一線で活躍する気鋭の学究も参加。全35 名による簡要かつ明快な文章で、「名著」の世界へと導きます。
<本書は、これを読んだことで、名著を読むことの代わりとしてもらうことを目的としているのではない(このことは特に強調しておきたい)。あえて見開き2ページ(紹介としては最少限)で構成しているのは、本書をいわば踏み台として、少しでも多くの政治学の優れた本に興味をもってもらうため>(「まえがき」より)
時代を超えて読み継がれてきた政治思想史上の必読書はもちろん、現代政治の基礎をかたちづくる政党制や選挙制度、政治コミュニケーションなどの基本図書、そして、政治学を志す学生や若手研究者はもとより、生活者一人ひとりが日々ますますその影響を感じざるを得ない国際政治、安全保障に関する重要書籍まで、幅広い分野に注目。本書を手にした瞬間から、“政治学という広大な宇宙”への旅立ちが始まります。