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ジャンル:教育
 

知ってナットク高校における学びのトリセツ
認知とは?非認知とは?特別活動、進路指導、生徒指導、探究

[著]田口哲男

価格(税別): ¥ 2,400


概要

 社会変化の激しい時代を生徒が生き抜くためには、学習指導要領にある育成を目指す資質・能力の三つの柱、コンピテンシーを高めることが必要である。そのためには生徒自身が、学校生活における様々な場面で、学びを深めることを意識することが不可欠となる。一方、教師は生徒のコンピテンシーを高めるために、主体的・対話的で深い学びについて、自身の理解を深めながら、その実現に向けての授業改善を推進していくことが必要であろう。
 本書ではそんな、高校における様々な場面で学びを深める際に必要になるキーワードを取り上げてわかりやすく説明。教職に関する科目である「特別活動」「進路指導論」「生徒指導論」「総合的な学習の時間の指導法」の授業内容をベースに、すべての教育関係者、特に高校現場の先生、大学の教職課程で学び将来教員を目指す学生に向けた一冊。

目次

はじめに

第1章 汎用的な能力
T 汎用的な能力
T-1 汎用的な能力とは
T-2 リテラシーとは
T-3 コンピテンシーとは
U 資質・能力
U-1 資質・能力とは
U-2 「キー・コンピテンシー」の概念
U-3 21世紀型能力(国立教育政策研究所)
V 育成を目指す資質・能力
V-1 より重視される「育成を目指す資質・能力」を育てる視点
V-2 平成30年版高等学校学習指導要領における「育成を目指す資質・能力」
<参考>非認知能力とは

第2章 主体的・対話的で深い学び
T アクティブ・ラーニングから主体的・対話的で深い学びへの変遷
T-1 アクティブ・ラーニングの視点
T-2 「論点整理」におけるアクティブ・ラーニング
T-3 アクティブ・ラーニングの視点での授業改善
T-4 アクティブ・ラーニングの視点から主体的・対話的で深い学びの実現へ
T-5 「深い学び」の内容の検討
T-6 「主体的・対話的で深い学び」の実現
T-7 「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善
<参考>授業改善に向けた学習者の視点と授業者の視点
U 主体的な学び
U-1 主体的な学びとは
U-2 主体的とは
U-3 主体的な学びのグラデーション
U-4 主体性のタキソノミー
<参考>バレーボール選手にみる主体的な学びのグラデーション
V 自己決定理論
V-1 動機づけとは
V-2 自己決定理論とは
V-3 自己決定理論(基本的心理欲求理論)
V-4 自己決定理論の活用
W 対話的な学び
W-1 対話的な学びとは
W-2 協働的な学びとは
W-3 協働的な学びの具体的な手法
W-4 協働的な学びがもたらす効果
W-5 協働的な学び(総合的な探究の時間の場合)
W-6 探究学習における協働的な学びの具体例
X 深い学び
X-1 見方・考え方とは
X-2 深い学びとは
X-3 習得、活用、探究
Y 改訂版タキソノミーと深い学び
Y-1 改訂版タキソノミーとは
Y-2 タキソノミーテーブル
Y-3 認知過程の種類(次元)と知識の種類(次元)の関係
Y-4 「知っている・できる」「わかる」「使える」とは
<参考>知識は一つではないですよ!

第3章 「考えるための技法」と「思考ツール」
T 「考えるための技法」と「思考ツール」
T-1 「考える」はマジックワード
T-2 「考えるための技法」を活用する
T-3 「考えるための技法」の例とその内容
T–4 「考えるための技法」を使うことの意義や使うときの留意点
T–5 「考えるための技法」を活用するための思考ツールの例
U 「考えるための技法」を活用するための思考ツールの具体的な使い方の例
U-1 具体化・抽象化する(例)ロジックツリー
U-2 2軸を用いて比較する@(例)SWOT分析
U-3 2軸を用いて比較するA(例)緊急度/重要度マトリクス
U-4 分類する(例)コントロール可能/不可能
U-5 多面的・多角的に考える@(例)6W2H
U-6 多面的・多角的に考えるA(例)オズボーンのチェックリスト
U-7 関連づける(例)イメージマップ
<参考>目的と目標の違いについて

第4章 メタ認知
T メタ認知
T-1 メタ認知とは
T-2 メタ認知の分類
T-3 メタ認知能力を高めるために必要な思考の態度・方法
T-4 教師に必要なメタ認知
U 自己効力感
U-1 自己効力感(self-efficacy)とは
U-2 自己効力感と結果予期
U-3 自己効力感の先行要件と結果の関係について
U-4 自己効力感の先行要件
U-5 自己効力感を得た結果生じるもの
U-6 自己効力感と自己肯定感の違い
V 自己調整学習
V-1 自己調整学習とは
V-2 自己調整学習を促進するための学習方略
V-3 「主体的な学び」を実現させるための視点
V-4 主体的に学習に取り組む態度と自己調整学習
V-5 探究学習と自己調整学習

第5章 探究
T 探究
T-1 探究とは
T-2 PBL(プロジェクト型学習と問題解決型学習)
T-3 高等学校で求められる探究学習とは
T-4 オーセンティックな学び(真正の学習)を教科横断の視点で実践
T-5 結局、探究学習では何を目指しているのか
<参考>「問いを立てる」とは?

第6章 特別活動
T 特別活動の現状と課題、改訂の方向
T-1 現状と課題
T-2 改訂された特別活動の学習内容
T-3 改訂された特別活動の学習指導
<参考>特別活動って何?
U 特別活動とは
U-1 特別活動とは
U-2 特別活動の目標
U-3 特別活動の構成
U-4 特別活動における三つの視点
U-5 特別活動の内容構成
U-6 特別活動における主体的・対話的で深い学びの実現とは
<参考>「なすことによって学ぶ」って何?
V 特別活動と生徒指導
V-1 特別活動と生徒指導の関係
V-2 特別活動と生徒指導とのかかわり方
W ホームルーム活動
W-1 ホームルーム活動とは
W-2 ホームルーム活動の目標
W-3 ホームルーム活動の活動内容
W-4 生徒指導を意識したホームルーム活動の取組
W-5 キャリア教育の要の時間としてのホームルーム活動
W-6 資質・能力は学習過程を経ることで育まれる
W-7 支持的風土の醸成
X 生徒会活動
X-1 生徒会活動とは
X-2 主権者意識の向上につながる生徒会活動
X-3 生徒会活動の目標
X-4 資質・能力は学習過程を経ることで育まれる
X-5 生徒会活動の内容
Y 学校行事
Y-1 学校行事の目標
Y-2 学校行事の特徴
Y-3 学校行事の内容
Y-4 学校行事における指導の工夫と配慮
Y-5 資質・能力は学習過程を経ることで育まれる
Z ホームルーム経営
Z-1 ホームルームとは
Z-2 生徒にとってのホームルームとは
Z-3 ホームルーム担当教師の役割
Z-4 ホームルーム活動
Z-5 ホームルーム経営
Z-6 生徒の自発的、自治的な活動を促進させるために
Z-7 担任の心構え
[ 話合い活動
[-1 話合いの定義
[-2 話合い活動の今日的な意義
[-3 話合い活動の内容
[-4 話合い活動の指導
[-5 話合い活動指導上の課題
[-6 グループ活動のときの役割分担
\ 教師の適切な指導とは
\-1 教師の特別活動へのかかわり方
\-2 指導内容の特質とは
\-3 適切な指導
\-4 自発的、自治的な活動
<参考>成長するにはストレッチ!
] ガイダンスとカウンセリング
]-1 ガイダンスとカウンセリングの重要性
]-2 ガイダンスの定義
]-3 カウンセリングの定義
]-4 ガイダンスとカウンセリングの関係
]-5 ガイダンスとカウンセリングの実施に当たっての留意点

第7章 進路指導
T 進路指導の現状と課題
T-1 現状と課題
T-2 進路指導の出口指導への特化
T-3 進路指導の誤った定義とその定着
T-4 実際に行われている進路指導
T-5 学校現場での進路指導やキャリア教育の現状
U 進路指導の変遷
U-1 職業指導の意義と目標
U-2 職業指導から進路指導へ
U-3 進路指導の変容
U-4 キャリア教育のスタート
U-5 キャリア教育の深化と進路指導との関係
V キャリア教育の意義と変遷
V-1 就職氷河期、リーマンショック時の就職に関する諸状況について
V-2 キャリア教育の課題
V-3 キャリア教育の変遷
<参考>進路指導とキャリア教育の変遷
W キャリア発達の段階を踏まえた能力育成の変遷
W-1 キャリア教育がはじめて登場
W-2 「職業観・勤労観」の形成に関連する能力の明確化
W-3 「能力・態度」の育成を軸とした学習プログラムの開発
W-4 今後のキャリア教育の基本的方向性
W-5 基礎的・汎用的能力とは
X キャリア教育の要は特別活動
X-1 キャリア教育の充実
X-2 特別活動(ホームルーム活動)への位置づけ
X-3 ホームルーム活動におけるキャリア教育推進のポイント

第8章 生徒指導
T 生徒指導とは
T-1 生徒指導の定義
T-2 生徒指導の目的
T-3 生徒指導の実践上の視点
<参考>コンフォートゾーンはなぜ必要か
U 生徒指導の構造
U-1 2軸3類4層構造とは
U-2 生徒指導の2軸
U-3 生徒指導の3類
U-4 生徒指導の4層
V 生徒指導の方法
V-1 生徒理解
V-2 集団指導と個別指導
V-3 ガイダンスとカウンセリング
V-4 教育相談
W 「いじめ」について
W-1 いじめの留意点
W-2 「いじめ防止対策推進法」の目的といじめの定義
W-3 「いじめの防止等のための基本的な方針」の重点事項
W-4 いじめの重大事態の調査に関するガイドライン
W-5 いじめに関する支援構造
<参考>いじめとホームルーム経営

執筆者紹介

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-86359-300-8
  • 発売日: 2025年10月17日
  • サイズ: A5判/並製
  • ページ数: 256頁

株式会社 一藝社
〒160-0014 東京都新宿区内藤町1-6
Tel:03-5312-8890 Fax:03-5312-8895 E-mail:info@ichigeisha.co.jp

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