社会変化の激しい時代を生徒が生き抜くためには、学習指導要領にある育成を目指す資質・能力の三つの柱、コンピテンシーを高めることが必要である。そのためには生徒自身が、学校生活における様々な場面で、学びを深めることを意識することが不可欠となる。一方、教師は生徒のコンピテンシーを高めるために、主体的・対話的で深い学びについて、自身の理解を深めながら、その実現に向けての授業改善を推進していくことが必要であろう。
本書ではそんな、高校における様々な場面で学びを深める際に必要になるキーワードを取り上げてわかりやすく説明。教職に関する科目である「特別活動」「進路指導論」「生徒指導論」「総合的な学習の時間の指導法」の授業内容をベースに、すべての教育関係者、特に高校現場の先生、大学の教職課程で学び将来教員を目指す学生に向けた一冊。