保育園の保育実践と大学での教育実践をまとめて本にしたいと考えてから数年が経ちました。このたび、2025年度川村学園女子大学教育研究奨励によって、ひとつの形にまとめられたこと、それを出版できることをとても嬉しく思います。
大学教員が執筆した書籍として、専門書、一般書、新書など、たくさんの出版物があります。科研費などの報告書も数多ありますが、教育と実践を1冊にまとめ、一般の方々に手に取ってもらいたいと願って企画を進めてきました。教員のわくわくと、子どもたちのわくわく、保育士のわくわく、保護者の方々のわくわくの姿を感じてもらいたいと考えました。
第1部は教員のわくわく、つまり教員の専門領域に関する論考です。保育・幼児教育の学際的学問としての多面性を味わうことができるでしょう。
第2部は保育園と大学による共創プロジェクトの報告です。学生は子育て支援の場をワークショップで学びました。また外部講師の先生方から大きな刺激をうけたと思います。公開保育では地域の方々と保育を語り合うことができました。そして、園長、主任保育士、学科長の座談会では、保育の未来について語り合い、保育がつながることの意味について考えることができました。
第3部は保育園の実践報告です。子どものやってみたい気持ちを受け止めた保育士が子どもたちと共に考え、感じ、積み重ねた事例を紹介しました。子どもの主体性という言葉がありますが、ではそれをどのようにして保育につなげていくのか、丁寧な工夫がありました。