[編訳者]加藤秀治郎※kindle版発売中(amazonのHPよりご注文下さい。)
価格(税別): ¥ 1,500
クラウゼヴィッツの『戦争論』は、「戦争についての最高の古典というだけでなく、唯一の古典」と評される名著だが、内容が複雑な上に翻訳書も難解で、まさに「有名だが読まれざる古典」の代表格となっている。本書は、この状況を打破する突破口とすべく、『戦争論』からエッセンスを抽出し、平易な訳文で収録した「語録」である。一般読者にも十分理解でき、『戦争論』の全体像を把握できよう。二度の大戦を経ながらも、なおも戦争の絶えない現代社会にあって、本書に触れ、「戦争の本質」を考えてみる意義は深いことであろう。
1 戦争とは何か 2 絶対戦争と現実の戦争 3 戦争と政治 4 戦争の本質 5 戦争の理論の意義と限界 6 歴史検証の意義 7 指導者の条件 8 指導者の精神力 9 勝敗を分かつもの 10 戦場の情報・摩擦・賭け 11 国民戦争の出現 12 敵の《重心》への攻撃 13 戦略と戦術 14 攻撃と防御 15 軍事行動の中断 16 戦争と時間 17 戦争と同盟